本社移転計画に関するお知らせ

各 位

明日香食品株式会社
取締役総務担当 小竹 康博

明日香食品㈱の本社移転計画に関するお知らせ

この度、明日香食品㈱は、生産量の増強、効率化と高度化を目指し、2012年から2013年中を目処に本社ならびに本社工場を移転する計画を進めております。本計画について取引先の皆様などから、お問い合わせをいただいておりますので、ご報告いたします。

本計画は、近々ご注文が増加傾向にあることから、さらに増産を可能にするとともに、関西での製造拠点の集約化による効率化、品質管理の向上、少子高齢化に対応した商品の開発などの高度化を行うことで、より良い商品をより多くの方々にお楽しみいただくための施策となっております。

1.移転の理由
当社は、現在大阪市生野区に本社及び生産工場(以下「本社工場」といいます。)を構え、1979年から主に国内主要GMSや大手卸問屋向けに和菓子及び中華惣菜の生産及び販売を行っております。
当社の商品は「明日香野」ブランドで店頭に並び、今日までお客様のご愛顧をいただいております。真にありがとうございます。

当該本社工場につきましては、築44年の6階建ての建物です。このため、すでに拡張する余剰面積がなく、老朽化等による生産効率の悪さ、衛生面の確保などの為に修繕費が年々かかっていくといった問題を抱えており、お取引先様からいただいているご要望にお応えできないこともしばしばでした。
当社といたしましては、昨今過去最高の売り上げを記録するなどご厚情を頂いているなか、大阪府松原市にも工場(以下「松原工場」といいます。)を構え、2拠点で何とか生産量の増加、品質向上、新しい商品の開発を続けてまいりました。しかし昨今ではお取引様のご注文が増加するとともに、より高度な商品へのご要望もあり、生産が間に合わず、時にやむなくご依頼をお断りせざるを得ない状況となっておりました。

これらの問題を解消する為には、当該西日本の製造を根本的に改革することが一番の近道であると考え、当該本社工場と松原工場を統合・移転し、1拠点に集約して生産効率及び物流効率を高めるべきと判断いたしました。
又、財務的にも当該本社工場は当社の借入金の担保に供されておりましたので、本社工場の移転するのと同時に当該本社工場を売却することで、有利子負債の圧縮を行い、財務体質を堅固にすることもできると判断いたしました。

これらの方針に則り、当社はこれまで担保権者である金融機関様にも相談し、任意売却ならびに、広く周知し多くの購入希望者を見込むことができる競売を合わせて本社工場を売却する方針となりました。

今回の移転により、お取引先様の期待に応えることのできる本社工場に移転し、「おいしい」和菓子を皆様にお届けできるようになることを、従業員一同心から望んでおります。
皆様の「健康」と「笑顔」の為、とびきりの和菓子を続々とお届けさせて頂きたいと思いますので、今後ともますますのご支援をいただけますよう宜しくお願い申し上げます。

2.移転場所について
当社は東日本には、千葉県野田市に関宿工場を構えており、関東のお客様にはこちらの工場から商品をお届けさせていただいております。
本社工場の移転につきましては、西日本をカバーすることになりますので、現在と同様に、大阪市を中心に、候補地を絞込み、交渉を行っております。
確定次第また皆様にご報告させていただきます。

3.本移転による効果
①生産量の増強 近年各取引先様から様々なご要望をいただいており、時にこれにお応えしきれないという状況がございました。現状の工場は既に生産量の増強が飽和状態にあり、移転により、生産量の増強とともに、製造量の増減に対する柔軟性を得ることができるようになると考えております。

②製造の効率化 この度の施策では、2つの生産拠点が1つに集約することにより大幅に固定費の見直しを行うことが可能であると考えております。これにより、売上高純利益率にして3%程度の増加が図ることができるのではないかと考えております。

③商品の高度化 日本の社会はますます大家族から、核家族、独居世帯へと消費の基本単位が変化しており、商品、物流などすべての面で高度化を図る必要がございました。現在の施設では対応しきれない、商品群、物流方法などを実現できると考えております。

4.今後の予定
以上の通り、現在本社移転の準備を進めており、2012年から2013年中を目処には移転を行う予定でおります。本件について何か変更がありましたらご報告させていただきます。
関係者の皆様には大変ご迷惑、ご心配をお掛けしているかと存じます。この度の施策は、必ずや当社の社業発展に大きく資するものであり、お客様に、より「安全で」「健康な」「おいしい」商品を、さらに多く、お納めすることができるようになると考えております。皆様の温かいご支持、ご協力をお願いできれば幸いでございます。

以 上